私が看護師を目指したきっかけは、入院していた祖父母に寄り添う看護師さんの姿でした。忙しい中でもやさしく声をかけ、不安な気持ちをくみ取る姿を見て、「私もこんな看護師になりたい」と思いました。ただ処置を行うだけでなく、その人の生活や思いを大切にすることが看護なのだと学びました。
看護師として働き始めてからは、知識や技術だけでなく、患者さんとの関わり方や時間の使い方の大切さを実感しました。うまくいかず落ち込むことや、自分の未熟さに悩むこともありましたが、その都度振り返り、仲間と学び続けることで少しずつ自信につなげてきました。
プリセプターとして大切にしているのは、「一人にしないこと」です。新人さんは、仕事や人間関係など多くの不安を抱えています。だからこそ、まずは話をよく聴き、気持ちに寄り添うことを心がけています。「どうしてできないの?」ではなく、「どうしたら一緒にできるか」を考える存在でありたいと思っています。また、今の時代や一人ひとりの個性に合わせた関わり方を意識し、安心して相談できる雰囲気づくりを大切にしています。
私自身も三人の子どもを育てながら働いており、周囲に支えられてきました。だからこそ、支え合える関係を新人さんとも築いていきたいと考えています。不安や緊張があっても大丈夫です。一人で抱え込まず、いつでも頼ってください。あなたらしい看護ができるよう、共に学び、共に成長していきたいと思っています。