社会医療法人長門莫記念会 長門記念病院

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理事長あいさつ

 新年明けましておめでとうございます。

 皆様には、健やかな新春をお迎えのことと心からお慶び申し上げます。また、昨年中、当院に賜りました数々のご厚情とご支援に対しまして、職員一同心より御礼申し上げます。
 昨年は新型コロナウイルスの世界的な感染拡大に伴いこれまでの日常生活は一変しました。東京オリンピックは1年延期となりましたが、感染拡大が続いており、今年のオリンピック開催も危ぶまれる状況です。
 そんな中でもワクチンの開発、実用化が予想以上に早く進み、日本国内でも今年にはワクチン接種が開始となる見通しです。効果や副作用の面では不透明な部分もありますが、先の見えない暗闇の中で、感染の終息に向けての明るい第一歩になるのではないかと思います。

 昨年の干支は「庚子(かのえね)」で終わり始まりの年になるとのことでしたが、まさか新型コロナウイルスによってここまで生活スタイルが大きく変わるとは誰も予想しなかったことでしょう。
 今年の干支は「辛丑(かのとうし)」です。「辛(かのと)」は、季節でいえば秋の終わり頃、植物なら枯れた状態にあり、実は腐って地面に落ち、次世代のタネを大地に還す途中といったところで、ゆっくりと衰退していくことや、痛みを伴う幕引きを意味するそうです。これに対して「丑(うし)」は、発芽直前の曲がった芽が種子の硬い殻を破ろうとしている状態で、命の息吹を表しており、種の中に今にもはち切れそうなくらい生命エネルギーが充満している状況だそうです。
 このことから、「辛丑(かのとうし)」は、辛いことが多いだけ、大きな希望が芽生える年になるとのことです。
 「辛」は痛みを伴う幕引き、「丑」は殻を破ろうとする命の息吹、そして希望、ということで、今年は新型コロナウイルスを乗り越えて、アフターコロナという明るい新たな時代のスタートになることでしょう。
 そのためには、まずは新型コロナウイルスの感染拡大を抑え込み、終息に向かわせる必要がありますが、残念ながら政府からはいまだに感染を終息させる強いメッセージや対策が出されておりません。また、コロナ慣れのせいか、以前のように国民全体が危機感を持って外出を控えるなど厳格な感染対策を行う雰囲気がなくなっているように感じます。

 我々医療従事者からすると、新型コロナウイルス感染に伴い通常の診療に支障が出ることを危惧しており、実際に北海道、東京、大阪などでは医療崩壊が起きております。
 医師会、看護協会など医療関係者は連日国民に強いメッセージを出しており、感染拡大を1日も早く終息させることが経済にとってもメリットがあると考えますが、現在の政府の対応では感染拡大に歯止めがかからずに終息の見通しが立ちません。
 GO TOキャンペーンなど感染を拡大させるような政策を行っているような状況ではなく、ドイツのメルケル首相のように国民に強いメッセージを出して、全国民が危機感を共有することで、感染を早く収めるような対策を講じてほしいと思います。
 先日は53歳の国会議員も新型コロナウイルス感染で亡くなっています。死亡率が2~3%という感染症はやはりとても恐ろしいものだと思います。100人中2~3人が亡くなる病気であることを再度認識していただき、皆さんには適切な感染予防策をとっていただくようにお願いしたいと思います。

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、現在は病院、施設で面会禁止となっており、患者様やご家族には感染予防をご協力お願いしております。そのような状況で職員が新型コロナウイルスに感染し、病院、施設へ持ち込むことがないように感染予防策を講じております。
 医療、介護、福祉に携わる者として、日常生活において職員向けに独自の行動制限を設けており、全職員が感染対策を行っています。職員も長期間にわたり高い緊張感の中で業務に励んでおり、日常生活でも様々な制約がありストレスを抱えながら仕事をしていますが、「かからない、持ち込まない、広めない」を徹底し、新型コロナウイルスの感染が終息し以前のような生活スタイルに戻れる日が来るまで、職員も一致団結して頑張っていきたいと思います。

 なお、病院では昨年12月より院外に発熱外来棟を設置しました。この冬は新型コロナウイルス、インフルエンザなどの感染対策のため、発熱で来院される方にはまずは電話していただき、他の患者さんと導線を分けることで院内感染対策を行っていく予定で、通常の受診に来られた方が安心して診療が受けられるような体制を整えております。
 新型コロナウイルスの抗原検査、PCR検査も自院で行っており、検体採取から1時間ほどで結果が出るような体制を整えております。ただ、検体採取の際に感染防止策が必要になることから、新型コロナウイルスの検査は昼の通常の時間帯のみとさせていただいております。このため、発熱など体調不良で受診される際にはできるだけ通常の診療時間内に来院していただくように、ご理解、ご協力をお願いします。

 皆様方にとりまして、今年こそは希望に満ちた明るい年となりますことをご祈念申し上げ、私からの年頭の挨拶とさせていただきます。


社会医療法人 長門莫記念会
理事長  長 門  仁